うつちから、と読む本。
最近発刊された鬱の力とは違います。
鬱になったが偉大な仕事を成し遂げた人達のことを書いている。
鬱だけでなく、てんかんや他の精神疾患も対象に含めている。
作曲家や作家、映画監督など、誰でも知っている有名な人ばかり。
手塚治虫や黒澤明がてんかんや鬱だとは、知らなかった。
ただ、この種の人は例外だと思う。
大抵の人は、病気に抵抗する術も力も無く、服従状態にあると思う。
恐らく、この種の病気にかかりながらも偉大な仕事を成し遂げた方々は
病気の症状がある程度軽かったのだと思う。
このような病気が本気を出したら、まともに立っていられないです。
でもこの本は読む人に元気を与えてくれます。
2008/07/03
20080703鬱力_柏瀬宏隆
2008/07/02
20080620_国家の品格 藤原正彦
数年前にベストセラーになった本。
今は順番待ちもなく、楽に普通に借りることができる。
はじめの数ページをよんでショックを受けた。
おもしろい。
予想していたより、面白いのだ。
ブームに載って書かれた時流本ですぐに陳腐化するだろうと、たかをくくっていた本だったが、そうではなかった。
自分の言葉で考えたことをとつとつと述べている。
そして、見事にそれが実に的を射ている。
出るべくして出る時代に出た本だ。
日本というのは本来もっとすごい国のはずだが、最近ははて?という時流になってきたなと感じる諸兄はぜひこの本を読むべきだ。
この著者は、堂々として自信満々のところが良い。
そうです、あなたの言うとおりです。と講演会で言ってあげたいくらいだ。
日本人なら読むべき一冊。
20080617_鏡の法則 野口嘉則
最近大流行のスピリチュアルというのは、こういう本に書かれていることを言うのだろうと思った。
阿呆らしくて最後まで読まなかった。
前半部分はまあ、そうだな、という感じで読み進めたが、途中から怪しい雰囲気になり、占い師のみことのりのような話が展開し始め、新興宗教的な文章になった。
内容が薄い。
最後のほうでもうだめだ、耐え切れんとなったがそこまで読むのに約10分ほど。
文庫にしたら1ミリくらいのものになってしまうんじゃないか。
このような本に惹かれてしまう人がどのくらいいるのか、ちょっと疑問に思った。
20080617_神の火 高村薫
高村薫氏のミステリーは面白い。
まだ全部を読んだわけではないが、今まで外れたことはない。
神の火は氏の初期のころの小説である。
現実味あふれる人間描写で、読む者をぐいぐいミステリーへと引き込んでいく。
それにしても原子力発電の専門知識の豊かさに驚いてしまう。
ほとんど理解できない専門用語ばかりだった。
ラストの主人公の運命は悲しく、儚い。
なにか、とてつもないことが、なされる、という点で今まで読んだ氏の小説は同じだ。
一番面白かったのはレディ・ジョーカー。