2008/07/02

20080617_神の火 高村薫

20080617_神の火 高村薫

高村薫氏のミステリーは面白い。
まだ全部を読んだわけではないが、今まで外れたことはない。
神の火は氏の初期のころの小説である。
現実味あふれる人間描写で、読む者をぐいぐいミステリーへと引き込んでいく。
それにしても原子力発電の専門知識の豊かさに驚いてしまう。
ほとんど理解できない専門用語ばかりだった。
ラストの主人公の運命は悲しく、儚い。

なにか、とてつもないことが、なされる、という点で今まで読んだ氏の小説は同じだ。
一番面白かったのはレディ・ジョーカー。

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