2006/08/04

掌跡膿苞症(しょうせきのうほうしょう)

昨日の日経新聞の夕刊に女優の夏木マリさんが、
掌跡膿苞症にかかって大変苦労したという話が載っていた。
現在も治療中とのことですが、快方に向かっているとのことで何よりです。

実は私も10年ほど前にこの病気に苦しめられました。
私の場合、足の裏にケロイド上の湿疹が広がり、膿が出たり、
ひび割れて血が滲み出したりして痛みも相当なものでした。

マリさん同様に病院めぐりをしても症状は変わらず、半年以上ひどくなる一方でした。
近所の皮膚科では大概、水虫です、と片付けられて悔しい思いをしました。
病名も原因も判らず病院を転々として、総合病院でようやくこの病気であることが判りました。

ビタミンHの不足で起きると言う、新聞記事の内容は大変参考になりました。
当時はこの病気のことはどこで調べても出ていませんでした。
仕事のストレスが原因ではないかと思いますが、食生活も影響していたのですね。

当時は歯の詰め物やアクセサリーなどの金属アレルギーが原因と言われていて、
私も各種金属の小さいチップを腕に埋め込んで反応を見る、パッチテストを受けました。
結果は異常なし。

原因が特定できないまま、その後半年間の薬による治療をしましたが、
投薬治療を止めると病気がすぐにぶり返してしまうので外科手術を受けることになりました。

それは、扁桃腺を除去するというものでした。
なんで扁桃腺なの?
理由が判らず、本当に疑問でした。
治療担当が皮膚科から耳鼻咽喉科に変わり、医師曰く、
原因として完全に特定できて いるわけではないが、
扁桃腺が悪さをしているものと見られ、これを除去すると治ることがある、
というものでした。

藁にもすがる思いで、手術を受けましたが30才近くになってからの扁桃腺の除去は
肉体的にかなり辛いものがありました。
子供のころにとっておけばよかったです。

しかしながら、手術後は無事、症状も消えて2年越しの苦労が報われました。
その後、10年ほどたちましたが症状も再現せず安心しています。

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